道と川の駅整備事業(花ロードえにわ整備事業)

更新日:2019年03月29日

恵庭市『道と川の駅整備事業』の背景と目的

 通過型のまち 

 道央圏のほぼ中央に位置し、陸・海・空路の全てを活かせる恵まれた立地条件を有する恵庭市。国道36号、JR千歳線が市街地中心部を南北に並走し、道都札幌市や道内各地と結ばれているほか、新千歳空港にも近接、更に北の石狩湾新港や南の苫小牧港の中間に位置する交通の要衝地であり、まちの発展に大きな可能性を秘めている。しかし、一方では『通過型のまち』『特徴のないまち』と表現されるなど、豊富な地域資源や観光資源を十分に活かしきれない課題も抱えており、『溜まるまち』『目的地となるまち』への転換が急務とされいた。

 国道36号交流施設

 恵庭市第3期総合計画(平成8年度~17年度)では、戦略プロジェクトの一つとして【田園都市プロジェクト】を掲げ、都市の活力と農村の活力、そして田園のやすらぎが一つになったまちづくりを考えるため、平成13年3月に【都市農村交流ゾーン構想】を策定している。都市農村交流ゾーン構想では、農業的土地利用を行いながら都市住民と農村住民の交流が図られる場所として、市街地の周辺部に都市地域と農村地域の緩衝帯となるような帯状のゾーンを想定しており、その内の「上山口地区周辺交流エリア」に国道36号沿線の交流施設整備を掲げている。

 道と川の駅整備事業(花ロードえにわ整備事業)

 これらを背景に、1日の交通量が3万台を超える『国道36号』とサケの遡上・産卵が見られる一級河川『漁川』が交差する地区に、その自然条件を活かした交流施設を整備することとし、道路・河川管理者である国土交通省北海道開発局の協力も得ながら、道路事業として『道の駅制度』、河川事業として『漁川水辺プラザ事業』を活用。ワークショップや公募による住民の提案も採用しながら、国と地域が連携・協調した事業として取り組んだ。

市民参加による計画づくり

意見・アイディアの募集

 平成15年、市広報誌、ホームページによる道と川の駅に関する意見・アイディアを募集。

  • 提案数:施設や管理運営に関し、410件

ワークショップの開催

基本計画の策定にあたり、民意を反映させるためのワークショップを組織化。これまで寄せられた市民からの意見やアイディアも参考にしながら、計5回延べ192人が検討を重ね、「提言書」を作成した。

  • ワークショップ開催経過
    平成15年7月17日 第1回ワークショップ(建設箇所視察・ワークショップ討議の基本説明・意見収集ほか)
    平成15年7月31日 第2回ワークショップ(テーマ別グループ討議・投票ほか)
    平成15年8月22日 第3回ワークショップ(施設配置計画図の作成・意見の整理、見直しほか)
    平成15年9月10日 第4回ワークショップ(管理運営に関するグループ討議ほか)
    平成15年11月5日 第5回ワークショップ(提言内容の検討、作成、提出ほか)

道と川の駅事業に関するアンケート調査の実施

平成16年、「まちづくり交付金の効果に関するアンケート」を参考に、事業の賛否に係るアンケート調査を実施。

  • 集計結果(賛同率:284/373 = 76%)
    配布数:500 回収:373 賛成:284 反対:75 無回答:14
  • 分析結果
    反対意見においても、事業内容や活用方法等の条件付で概ね賛同する回答が多かった。

情報の公開

平成14年の基本構想策定時からの取組みについて、広報誌、ホームページにて随時公開。

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経済部 花と緑・観光課

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