高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業の結果について(ハイリスクアプローチ事業)

更新日:2024年03月25日

高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業

   恵庭市では、令和2年度より「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業(ハイリスクアプローチ)」として生活習慣病等の重症化予防やフレイル予防(介護予防)に取り組んでいます。

   ハイリスクアプローチとは、健診の結果などで「高血圧」「高血糖」と判定されたり、治療が必要な状態であるにも関わらず「未治療」であるなど、健康リスクが高い人を対象に、健康リスクの改善を目的に行う事業です。

   恵庭市ではハイリスクアプローチ事業として健診の結果、医療の受診状況から「低栄養予防事業」「糖尿病性腎症の重症化予防事業」「健康状態不明者支援事業」などを行っています。

低栄養予防事業

   「低栄養予防事業」では、「体重」の変化や健康状態を示す「血清アルブミン」値をもとに令和2年度には21名の方に保健指導等の介入を行いました。結果として13名に数値の改善、2名に数値の維持が認められ翌年度の医療費では11名が減少、6名が維持となっています。

   介入を行った21名は翌年度も介護給付対象者とはなっておらず、恵庭市の同年代の方と比較した場合、試算すると1人当たり年間約60,000円の介護給付費の削減になっていると言えます。

   詳しくは  ⇒ 低栄養予防事業・口腔機能低下予防事業の結果と分析(PDFファイル:1.5MB)

糖尿病性腎症重症化予防事業

   「糖尿病性腎症重症化予防事業」では、糖尿病リスクが高い未治療や治療中断の方を対象に、令和2~3年度に延60名に保健指導を行いました。そのうち、翌年度も継続して健診受診した38名について調査したところ、血糖コントロールの指標である「ヘモグロビンA1c」は半数以上に改善がみられました。1人当たりの年間医療費を、令和2年度の【保健指導の有無】で分け比較すると、【保健指導実施群】は【保健指導未実施群】に比べ、約30万円安価となりました。

   詳しくは  ⇒ 糖尿病性腎症重症化予防事業の結果と分析(PDFファイル:1.6MB)

健康状態不明者支援

   「健康状態不明者支援」では病院や健診の利用がなく、要介護認定を受けていない一定年齢の方を対象に、保健師が電話連絡や家庭訪問を行っています。必要に応じて、健康状態の確認や介護予防のサービスの紹介等お伝えしています。令和3年度は延36名、令和4年度は延13名に支援を行いました。

 

このページに関するお問い合わせ先

保健福祉部 介護福祉課
電話 :0123-33-3131(内線:1209)

保健福祉部 保健課
電話 :0123-25-5700

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