日本脳炎予防接種について

更新日:2024年04月01日

定期接種対象者概要

1.平成21年10月2日以降に生まれた方

基本的には標準的接種期間による接種となりますが、既に4歳を超えている方など標準的接種期間により接種できない場合は、定期接種対象者要件の範囲で接種することができます。

標準的な接種期間

1期

3歳以上4歳に達するまでに1回目、2回目を接種
4歳以上5歳に達するまでに3回目を接種
(注意)接種間隔は1回目から2回目が6日~28日、2回目から3回目が概ね1年となります。

2期

9歳以上10歳に達するまでに4回目を接種

既に4歳を超えている方など上記接種期間に接種できない方

1期

生後6か月以上生後90か月に達するまでに3回目まで接種
(注意)接種間隔は1回目から2回目が6日以上、2回目から3回目が6か月以上となります。

2期

9歳以上13歳に達するまでに4回目を接種

留意事項
  1. 平成25年4月2日以降に生まれた方は、可能な限り標準的な接種期間による接種をお願いします。
  2. 平成25年4月1日以前に生まれた方の内4歳に達するまでの日数に余裕のある方は、可能な限り標準的な接種期間により接種をお願いします。
     なお、近く4歳に達する方や既に4歳以上の方は、3回目までを生後90か月に達するまでに接種間隔を考慮したうえで計画的に接種し、4回目は9歳以上13歳に達するまでに接種をお願いします。
  3. 生後90か月を超え9歳未満の間及び13歳を超えた方は定期接種の対象外となります。

《ご注意》
生後90か月までに1期接種3回を完了できなかった方が、残り回数分を9歳に達してから接種することはできません。
(任意接種として全額自己負担で接種することは可能です。)

2.平成19年4月2日から平成21年10月1日までの間に生まれた方

 この要件は特例措置になりますので、生後90か月までに1期接種を完了できなかった方は、残り回数分を9歳に達してから13歳に達するまでの間に接種することができます。

過去(平成22年3月31日まで)に接種歴のない方

  1. 生後90か月に達するまでに1回接種できる方は、2回目を9歳に達してから接種し、3回目は2回目から6ヶ月以上、4回目は3回目から6日以上の接種間隔により接種。
  2. 生後90か月に達するまでに2回接種できる方は、1回目から2回目は6日以上の接種間隔をあけ、3回目を9歳に達してから接種し、4回目は3回目から6日以上の接種間隔により接種。
  3. 9歳以上の方は、13歳に達するまでの間に、1回目から2回目は6日以上(標準的には6日~28日)、2回目から3回目は6か月以上(標準的には概ね1年)、3回目から4回目は6日以上(概ね5年の間隔をあけることが望ましい)の接種間隔により接種。
  4. 既に生後90 か月を超えているなど、生後90 か月に達するまでに1 回も接種できない方は、9 歳に達してから13 歳に達するまでに、1回目から2 回目が6 日以上、2 回目から 3 回目が6 か月以上、3 回目から 4 回目が6 日以上間隔を空けて接種。

過去(平成22年3月31日まで)に接種歴のある方

13歳に達するまでの間に6日以上の間隔をあけて残りの回数を接種。
ただし、既に生後90か月を超えている方は、9歳に達するまでの間は定期接種の対象外となります。
具体的な接種間隔は接種医とご相談ください。

《ご注意》
7歳6ヶ月を超え9歳未満までの間及び13歳を超えた場合は定期接種の対象外となります。

3.平成19年4月1日以前に生まれた方で20歳未満の方

この要件も特例措置になりますので、年齢に関わらず20歳に達するまでの間に1期と2期の計4回接種が可能です。

過去(平成23年5月19日まで)に接種歴のない方

1回目から2回目は6日以上(標準的には6日~28日)、2回目から3回目は6か月以上(標準的には概ね1年)、3回目から4回目は6日以上(概ね5年の間隔をあけることが望ましい)の接種間隔により接種。

過去(平成23年5月19日まで)に接種歴のある方

6日以上の間隔をあけて残りの回数を接種。
具体的な接種間隔は接種医とご相談ください。

《ご注意》
20歳の誕生日以降は定期接種の対象外となります。

年齢及び月齢の解釈について
  1. ○歳以上とは、○歳の誕生日の前日からとなります。例えば、3歳以上の場合、平成25年4月2日生まれの方は平成28年4月1日からとなります。
  2. ○歳に達するまでとは、○歳の誕生日の前日までとなります。例えば、5歳に達するまでの場合、平成23年4月1日生まれの方は平成28年3月31日までとなります。
  3. 生後90か月に達するまでとは、7歳の誕生日の前日から6か月後までとなります。例えば、平成21年4月1日生まれの方は平成28年9月30日までとなります。したがって、この場合、平成28年10月1日は生後90か月を超えていることになります。
  4. 20歳未満とは、20歳の誕生日の前日までとなります。例えば、平成8年10月1日生まれの方は平成28年9月30日までとなります。

接種可能医療機関

 石川こどもクリニック、岡田内科小児科医院(3歳以上)、尾形病院(9歳以上)、カリンバこどもクリニック、産婦人科・小児科クリニックリブ、恵み野病院、たかはしかえ内科・循環器クリニック(9歳以上)、恵庭南病院(高校生以上)、恵み野内科循環器クリニック(11歳以上)、かたおか循環器内科クリニック(13歳以上)

(注意)市外医療機関での接種を希望の方は事前の申請が必要となります。
 また、市外医療機関にて接種された場合、自己負担金額が発生する場合があります。詳しくは下記リンクをご覧ください。

日本脳炎ってどんな病気?

 日本脳炎とはウイルスを持つ蚊が人を刺すことによって感染する病気です。
 症状が現れる場合、数日間の高熱、頭痛、嘔吐から始まり、光への過敏症や意識障害、痙攣等の中枢神経系障害を引き起こします。
 万が一脳炎を引き起こした場合20~40%が死に至りますが、ほとんどが無症状に終わるといわれています。
 現在北海道には日本脳炎のウイルスを持つ蚊は生息していないといわれており、これまで道内の発症者は0人ですが、わずかながら北海道での感染の可能性もあるとされています。

予防接種の副反応

 7歳6ヶ月未満の小児を対象としたデータでは、予防接種を受けた1~2割に発熱、咳嗽、鼻漏、注射部位紅斑等の副反応がみられます。
 また、厚生労働省のデータでは、平成26年10月1日から平成26年12月31日にかけて、延べ893,286人に接種されたと推定され、13件の副反応の報告のうち重篤とされたものは6件(死亡0件)でした。

お願い

 今般北海道が定期接種化を決定した理由として、感染症流行予測調査においてわずかではあるが北海道においても感染の可能性があること、さらには住民が道外や海外に行き来する機会が増えていることなどが示されており、道内での接種の必要性について検討された結果となっていますが、前述したように道内での発症者の現状や副反応の可能性も考慮したうえで、「受けるか受けないか」は本人又は保護者の方が最終的に判断されますようお願いします。

ご不明な点は保健センターまでお問い合わせください。

このページに関するお問い合わせ先

保健福祉部 保健課

電話 :0123-25-5700
ファックス :0123-25-5720
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