「配偶者やパートナーからの暴力」について
夫婦やパートナーなど親しい間柄の暴力を「DV(ドメスティック・バイオレンス」といいます。
DVは「夫婦間のことだから」「親しい関係だから」という理由で見過ごされてしまいがちですが、どんな理由であっても、たとえ身近な関係にあったとしても、暴力は決して許されるものではありません。暴力は殴る、蹴るといった身体的な暴力以外にも様々なものがあります。
1.DVの種類
身体的な暴力 |
殴る、蹴る、手や物で叩く、首を絞める、物を投げつける、部屋や家から出さない など |
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精神的な暴力 | 怒鳴る、脅す、暴言を吐く、皮肉や嫌味を言う、無視をする、大切にしているものを壊す、自殺をほのめかす など |
性的な暴力 | 同意のないキスや性行為を強要する、避妊をしない、裸の写真をSNSで流すと脅す、無理やりポルノなどを見せる など |
経済的な暴力 | 高いプレゼントを要求する、デート代を払わせる、借りたお金を返さない、借金をさせる、仕事をやめさせたりする など |
社会的な暴力 | 友人との付き合いを制限する、常に居場所を報告させる、スマホや行動をチェックする、自分の予定に合わせるように強要する など |
2.DVによる影響
- こころへの影響
いつも不安な気持ちでおびえた状態になり、自分はだめな人間だと自分を責めてしまいます。 - からだへの影響
頭やおなかが痛くなったり、体がふるえたり冷や汗をかいたりするなど、体の具合が悪くなることもあります。 - 人間関係などへの影響
学校や職場に行けなくなる、人に会うのが怖くなる、相手の許可がないと人と会えなくなるなどの影響が出る場合があります。 - 子どものいる家庭への影響
DVが存在する家庭のこどもたちは、加害者から被害者への「力の支配」を感じ取ったり、加害者と被害者の双方から直接暴力をふるわれる場合もあり、不安と緊張に満ちた環境におかれています。はかり知れない影響を与えてしまうことになります。
3.もし、被害に遭っていたら
あなたが悪いわけではありません。恥ずかしいと思ったり、家族に迷惑がかかるなどと気にすることで、被害が表に出にくくなることがあります。さらに、子どもに及ぼす影響は計り知れません。「私が悪いから暴力を受けてもしょうがない」などと自分を責めないで、必ずだれかに相談を。
4.相談窓口
秘密は守られますので、安心して相談してください。
- みんなの人権110番 (月曜日~金曜日 8時30分~17時15分)
電話番号 0570-003-110 自動的に最寄の法務局につながります 千歳警察署(緊急の場合) 電話番号0123-42-0110 北海道警察本部相談センター(緊急の場合) 電話番号 011-241-9110 または#9110 - 女性のご相談をお受けしています
- 恵庭市えにわっこ応援センター(月曜日~金曜日 8時45分~17時15分) 電話番号 0123-33-3131 内線1231 祝日・年末年始除く
- 北海道立女性相談援助センター 電話番号011-666-9955 年末年始除く 月曜日~金曜日 9時~17時 17時30分~20時) (土曜日・日曜日・祝日 9時~18時)
- 女性の人権ホットライン(月曜日~金曜日 8時30分~17時15分)
電話番号 0570-070-810 祝日・年末年始除く
5.デートDVとは?
DVは夫婦の間だけで起こるものと思われがちですが、実際には学生などの恋人同士の間でも起こっています。交際相手との間で起こる暴力のことを「デートDV」と呼んでいます。
「一日中何度も連絡が来て、すぐに返事しないと怒る」
「言うことを聞かなかったら、殴られた」
「ほかの友だちと遊べない」
「スマホをチェックされて、勝手に連絡先を削除された」
「デート代をいつも払わされる」
こういったことがある方も、状況がひどくなるまえに上の4.相談窓口に相談しましょう。
また、デートDVパンフレット「デートDVってなんだろう?」を下からダウンロードできますので、DVに当てはまるかチェックしてみましょう。
ダウンロード
総務部 総務課
電話 :0123-33-3131(内線:2211・2212)
ファックス :0123-33-3137
更新日:2023年12月08日