ロタウイルスワクチンの定期接種開始のお知らせ

更新日:2025年04月01日

ロタウイルスワクチンの定期接種化について

これまでロタウイルスの予防接種は任意接種だったため、費用は全額自己負担でしたが、令和2年10月1日から定期接種となり、費用は市が全額負担(下記指定医療機関で接種した場合)します。

 

ロタウイルス感染症について

ロタウイルスに自然に感染した場合、体の中にできる免疫が1度感染しただけでは不完全なため、何度も感染を繰り返します。

  感染した時に体に現れる症状は初めて感染した時が最も重症で、感染を繰り返すにつれて軽症化します。

  主な症状は、ロタウイルス胃腸炎と呼ばれる急性の胃腸炎で、感染力が非常に強く激しい下痢や嘔吐を起こします。

  ときに脱水・けいれん・肝機能異常・腎不全・脳症等の合併症が起きることもあるため、入院を必要とすることもあります。

  このような理由から、ロタウイルス感染症によって小学校入学までに2人に1人が病院の外来を受診し、5歳までに病院の外来を受診した15人~43人に1人は入院されていると推定されています。

定期接種対象者について

接種当日に恵庭市に住民登録がある、令和2年8月1日以降生まれのお子さん

  • 注意:対象者であっても、令和2年9月30日以前に接種をした場合は任意接種となり、費用は自己負担になるためご注意ください。
  • 注意:令和2年7月31日までに生まれたお子さんについては、全て任意接種となります。

接種スケジュール

ロタウイルスワクチン接種スケジュール

接種料金について

無料(下記の指定医療機関で接種した場合)

指定医療機関

医療機関一覧
医療機関名 電話番号 住所
石川こどもクリニック 34-3335 恵庭市漁町45
カリンバこどもクリニック 39-3900 恵庭市黄金南5丁目3-8
産婦人科・小児科クリニック[リブ] 32-0181 恵庭市住吉町1丁目8-10
恵み野病院 36-7555 恵庭市恵み野西2丁目3-5

ロタウイルスワクチンの概要について

ロタウイルスのワクチンには、ロタウイルスの毒を弱毒化した生ワクチンとよばれる飲むタイプのワクチンを使用します。

種類は2種類あり、どちらも効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なります。特別な事情がない限り、途中で種類の変更はできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。

ちらもロタウイルス胃腸炎の発症を7~8割減らし、入院するような重症化は、そのほとんどが予防できるといわれています。

ワクチン区分

ワクチン名

ロタリックス
「経口弱毒性ヒトロタウイルスワクチン(1価)」​

ロタテック
「5価経口弱毒性ロタウイルスワクチン(5価)」

接種時期

出生6週0日後から24週0日(注1)まで

出生6週0日後から32週0日(注1)まで

どちらのワクチンも、初回接種を生後2か月から出生14週6日までに受けることが推奨されています。(標準的接種期間)

接種回数(間隔)

2回接種
(27日以上の間隔をあける)

3回接種
(27日以上の間隔をあける)

接種後に注意すること

どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症(注2)の症状に注意し、症状が見られた際には、すみやかに接種した医療機関を受診してください。

注1:年齢は、生まれた日を「0日」として数えます。また、1週は「0日から6日まで」として数えます。

注2:腸重積症(ちょうじゅうせきしょう、腸の一部がほかの部分に入り込んで、腹痛などをおこしてしまう病気)

ワクチンの安全性

接種後に起こるかもしれない体の変化(副反応)

  • ロタリックスでは易刺激性(ぐずりやすくなる)、発熱、下痢、食欲不振、嘔吐、血便排泄、鼓腸、腹痛、胃腸炎、咳嗽鼻漏(せきや鼻水)、皮膚炎等​
  • ロタテックでは下痢、嘔吐、便秘、発熱、中耳炎、胃腸炎、鼻咽頭炎、ラクトース不耐症、気管支痙攣、蕁麻疹、血管浮腫等

であり、いずれも一過性で重篤なものはまれとされています。​​

また、ワクチン接種により、腸重積症(ちょうじゅうせきしょう、腸の一部がほかの部分に入り込んで、腹痛などをおこしてしまう病気)のリスクが上昇することが知られています。

このような症状に気づいたら、すみやかに接種した医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。

予防接種を受けた後、気になる症状や体調の変化があらわれたら、すぐ医師へ相談してください。

接種を受けられない方

以下の方は、接種を受けることができません。

  • 過去にロタウイルスワクチンを接種した際に過敏症やそれを疑う症状のあった方
  • 先天性消化管障害を有する方(腸重積症の発症を高める可能性があるため)。なお、手術等により治療が完了した場合は、接種を受けることができる可能性があるため、医師にご相談ください。
  • 腸重積症にかかったことのある方(腸重積症の再発のおそれがあるため)
  • 重症複合型免疫不全を有する方(免疫不全のため、生ワクチンに含まれるウイルスにより重い感染症になるおそれがあるため)

また、以下のような場合は接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。

  • 発熱している。​
  • 重篤な急性疾患にかかっている。

接種に注意が必要な方

以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。

  • 心臓、腎臓、肝臓、血液の病気や発育障害がある方
  • これまでに、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
  • けいれんを起こしたことがある方
  • 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  • 胃腸障害(重度または慢性の胃腸疾患、感染原因を問わない感染性腸炎等)をもつ方

その他

定期接種化される以前に任意接種としてロタウイルスワクチンの接種を受けたことがある対象者のお子さんは、既に接種を受けた回数分について定期接種として接種を受けたものとみなされますのでご注意ください。

例:ロタテックの場合、1回接種済の場合は残り2回、2回接種済の場合は残り1回が定期接種の対象となりますが、3回接種済の場合は定期接種の対象外となります。

詳しい内容は、下記の厚生労働省のホームページをご覧下さい。

このページに関するお問い合わせ先

保健福祉部 保健課

電話 :0123-25-5700
ファックス :0123-25-5720
お問い合わせはこちら

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか
分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)

このページには、どのようにしてたどり着きましたか