平成28年度 第2回 第2次恵庭市駐車場・駐輪場基本計画策定委員会 議事録
平成28年度 第2回 第2次恵庭市駐車場・駐輪場基本計画策定委員会【議事概要】
日時
平成28年9月21日(水曜日)10時~
会場
恵庭市役所 3階301・302会議室
出席者
委員
- 恵庭交番所長:西村氏(代理:藤島氏)、
- 札幌開発建設部千歳道路事務所:大野氏
- JR北海道:西尾氏
- 恵庭市身体障害者福祉協会:泉氏
- 恵庭市老人クラブ連合会:渡邊氏
- 恵庭商工会議所:佐々木氏
- えにわシーニックプロジェクト:久保氏
- 北海道恵庭南高等学校:古谷氏
- 恵庭市町内会連合会:下原氏
事務局
- 生活環境部:林、水内
- 生活安全課:岡崎、鈴木、矢野、吉田
議事
- 開会
事務局=岡崎 - 構成員の紹介・事務局の紹介。
- 議題
進行=委員長:泉氏、
副委員長:佐々木氏
説明=事務局
- 議事資料により事務局から説明
資料1 平成27年度駐車場事業特別会計収支状況
- 平成27年度の歳入・歳出の説明及び今後の収支見通しの説明
- 現在起債の償還がピークを迎えているため収支はマイナスとなっている。不足分は一般会計から繰入。平成30年には起債の償還がゆるやかになることから黒字になる見込み。
資料2 平成27年度定期・現金件数比較表
- 全体として定期券利用者の割合61.59%、現金利用者の割合38.41%
- 平日利用上限500円を設定している駐車場については全体より現金利用者の利用率が高く、特に恵庭駅東口駐車場は現金利用者の方が定期利用者よりも割合が高い。
- 逆に高架下東駐車場(平日上限500円導入しておらず、定期専用駐車場あり)については定期券の割合が92.8%となっている。
資料3 駐車場・駐輪場アンケート結果について
- 8月1日~5日・8日までアンケートを配布
- 調査方法
駐車場 ~ 駐車中の車両のフロントガラスにアンケートを挟み、回収箱により回収。
駐輪場 ~ 駐輪している自転車のカゴ等にアンケートを入れて、回収箱により回収。
- アンケート配布部数
駐車場 ~ 567部
駐輪場 ~ 2,000部
- アンケート回収部数
駐車場 ~ 203部(回収率:35.8%)
駐輪場 ~ 137部(回収率: 6.9%)
- 調査結果の主な内容について
- 駐車場(パーク&ライド)
恵み野高架下東の駐車場については、ほとんどがJR利用をしていない
島松駅横駐車場については、ほとんどがJR利用となっている。
定期券利用の割合は恵み野高架下東駐車場が一番利用率が高く、現金利用が少ない。
満車の経験は恵み野高架下東駐車場が一番高く45.5%
サービスの不満度は一番高い割合の恵み野高架下西駐車場で21.1%と低い結果。 - 駐輪場
証明の不満度は島松駅駐輪場が一番高く60.0%
駐輪台数の不満度は恵庭駅東口が最も高く駅前広場にまで拡大使用が主な要因。
サービスの不満度は恵み野駅西口が最も高く屋根のないところの不満など。
いたずらの多さは恵み野駅東口がもっとも多かった。
有料駐輪場は一番いたずら・不満が少なかった。安全・安心面が結果として反映された。
- 駐車場(パーク&ライド)
- 計画(案)との整合性について
「公共交通利用者への利便性の向上と駐車場需要の軽減」についてはエコバスに関する項目であり、駐車場利用者からの意見は特になかったため、整合性を△としているが、その他の項目は計画(案)と整合性が計られている。
現地視察
市役所発 → 恵庭駅西口屋内有料駐輪場視察(車窓より)→ 恵庭駅西口駐車場視察(車窓より) → 恵庭駅西口高架下駐輪場視察(車窓より) → 恵庭駅東口駐車場・恵庭駅東口駐輪場視察(車窓より) → 恵み野跨線橋高架下東駐車場降車・視察 → 恵み野駅東口駐輪場・恵み野駅東口駐車場視察(車窓より) → 島松駅横駐車場及び島松駅駐輪場降車・視察 → 島松駅西口駐輪場視察(車窓より) → 恵み野跨線橋高架下西駐車場視察(車窓より)→ 市役所着
帰庁
委員長より
- 現地視察をした上で第2次恵庭市駐車場駐輪場基本計画(素案)についての質問や意見はないか。
副委員長より
- 第2幹線用水路の放置自動車がかなり多かった。昔はその敷地を周辺のアパートの住人が停めていたりしていた。引越しなどでいなくなり廃車した車を捨てていき、廃車の車両の処分費用がかなりかかったと記憶している。今はどんな状況か。
事務局より
- 昔、幹線用水の上を市営駐車場に利用していたが、現行の計画でもそういったところは廃止していくという方針が出ており、今は駐車場としてはほとんど廃止している。栄恵町と緑町の一部でまだ残っているところがあるが、順次廃止していく予定。最近はそういった放置自動車はない。
副委員長より
- 昔は何台も放置自動車があってかなりの費用がかかったと思うが、最近は改善されて良くなってきているということか。
事務局より
- 現行の駐車場駐輪場計画を立てるときにメインは駅を中心にした駐車場計画だったが、検討過程において、第2幹線用水の市民駐車場という位置づけではあったが、実態は周辺住民の私用駐車場であったということで、タイヤを埋め込んだりして駐車場として私用できないように順次廃止していった経緯がある。放置自動車としては昨年度1台あり、一昨年はなく、ここ3年で2件ある。
副委員長より
- 昔に比べるとかなり少ない。お金と時間がすごくかかっていたが、現在はかなり改善されている。
委員より
- 今日視察した中でどういう計画でどこがどう変わるのかを具体的に提示していただければそれについて検討したい。
事務局より
- 駐車場整備ついて、台数については足りているということで、本計画においては示していない。一方その駐車台数の中で、サービスの向上を検討している。その具体的な内容として駐車場ごとにその課題が異なるため、それぞれ駐車場ごとに検討していきたい。
- 恵庭駅東口の駐車場については、定期券の発行を規制し台数の管理を進めており、公共交通との連携を図っていく。
- 恵み野駅東口駐車場については、125台の駐車スペースに対し利用実態は40%程度のため、駐車台数の向上を検討し、併せて照度もパチンコ店の証明に頼っているところもあることから、安全・安心の確保も検討していきたい。
- 島松駅駐車場・駐輪場については、島松駅周辺再整備と一体となって検討していくことから、本計画では記載していない。
- 恵み野高架下東の駐車場については、先ほど視察したとおり一定の利用があるが、平日上限500円を導入していないことから、特定の定期券を持った人に偏ったサービスとなっているため、料金体系の検討をしていきたい。
- 恵み野高架下西駐車場については、他の駐車場に比べ最も利用率が低いため、料金体系も含めて検討していきたい。
- 恵庭駅西口駐車場については、平日上限500円を導入していない駐車場のため、料金体系の検討、さらに公共交通利用機関の促進を検討していきたい。
- まとめると、量的改善から質的改善へ。公共交通利用者への利便性の向上と駐車場の軽減。そして駐車場の適正配置と利用の効率化ということで、料金体系の検討、多種多様な需要に対するサービスの向上を検討していきたい。
- 駐輪場については、自転車利用の環境の整備ということで、現在不足している駐輪場があるため拡大が必要。また、老朽化している駐輪場の整備も検討していきたい。恵み野駅西口駐輪場は平成元年から30年近く経過しているため改修もしくは新たな整備が必要。恵庭駅東口の駐輪場については、駐輪台数を越えているためその整備が必要である。駐輪場についてはさらに放置自転車対策、自転車のマナー啓発が主な柱となっている。
委員より
- 今日の視察をして気づいたが、防犯対策の面から、駐車場については問題ないが、駐輪場についてはあまり考えられていないように感じた。特に恵庭駅西口の駐輪場について人通りも少なくかなり暗い。照明については考えているとのことだが、照明だけでなく女性が一人でも安心して通れるように防犯カメラも検討して欲しい。
事務局より
- 駐輪場の安全対策について、照明については検討項目に既にあげているので行っていく予定。監視カメラについては、今後の安全対策についての参考にさせていただき、継続して考えていきたい。
委員長より
- 市の説明では駐車場に対しては顧客満足度をあげることを重点的に考え、駐輪場については増床整備を検討しているとのことで、若干の収支の違いは今後出てくると思われる。
- 今日の会議を踏まえて、11月にまた次回委員会を開催したい。
- 他に質問はないか
- 質問なし -
委員長より
- 事務局より何かないか
事務局より
- 先ほど配布した資料は、前回議会の委員会に提出し、計画の概要を大きく取りまとめた資料となっている。今回の計画をどう進めていけばよいか、また課題や問題点をどう解決していくのか、計画にどのように盛り込んでいくのかを箇条書きにしているので参考にして欲しい。
- 今回の委員会の質問意見また現地視察での意見を踏まえ、さらに10月11日(火曜日)から募集するパブリックコメントの意見の内容を踏まえ、最終案として次回委員会で提示したい。
- 次回開催は11月21日の週を予定。
- 閉会
生活環境部 生活環境課
電話 :0123-33-3131(内線:1181・1183)
ファックス :0123-33-3137
更新日:2019年03月29日