恵み野中央公園改修基本計画を策定しました
改修基本計画策定の背景と目的
恵み野中央公園は、恵み野地域の環境軸(パークベルト)として、地域の中心部を南北に縦断する形で立地しており、水と緑が織りなす豊かな環境は、地域のレクリエーション活動や自然とのふれあいの場の創出、潤いのある都市景観の形成など、多様な機能や役割を担っており、長く地域に親しまれてきました。
一方、供用開始から約40年が経過し、施設が老朽化したことに加え、樹木が大きく生長したことによる防犯上などの懸念が指摘され、さらに周辺環境や社会状況の変化により、本公園に求められるニーズも多様化しております。
このような背景を踏まえ、恵庭市では本公園が有する魅力を再認識するとともに、安全で快適な地域コミュニティ形成の一翼を担う空間の創出、また豊かで潤いのある生活と都市環境の形成を図ることを目的として、令和5年度より地域市民で構成する「恵み野中央公園を考える会」を発足し、施設改修を契機とした今後の本公園の新たな公園像(テーマ)をはじめ、施設改修内容や持続可能な公園としてあるべき姿について、話し合いが進められてきました。
本計画は、同会から提出された提言書をもとに、恵庭市が改修基本計画として取りまとめました。

施設改修に向けた基本的な考え方
新たな公園像(テーマ)
豊かな緑地と水辺環境を有する本公園は、地域の緑の骨格として豊かな街並み景観の形成や、潤いのある住環境の向上に寄与してきました。また、様々な地域ニーズに対応した施設は、円滑な地域コミュニティの形成にも大きな役割を果たしてきました。
現状で抱える公園の問題点や対処すべき課題を整理しながら、本公園が持つ“変わらない存在価値”と“多様化する利用価値”を再認識し、今後も地域が誇れる持続可能な公園づくりを市民協働の下、進めるべく、新たな公園像(テーマ)を以下のように設定します。

基本方針 ~4つの取組み~
新たな公園像(テーマ)で掲げるグリーンインフラによる魅力ある空間創出を具現化していくために、本公園および周辺環境を勘案しつつ、グリーンインフラが有する4つの取組みを進めていきます。

エリア別空間イメージの設定
面として施設改修を進めるエリアにおいて、団地中央通より北側のエリアは、アクティブな活動や賑わいを創出する『動的なエリア』と位置づけます。
一方、団地中央通より南側のエリアについては、隣接する図書館との一体的な利用を視野に入れながら、学びや憩い、ふれあいを重視した『静的なエリア』と位置づけます。

改修基本計画
改修基本計画

グリーンインフラの取組み
基本方針で掲げた4つのグリーンインフラの取組みを具現化すべく、ソフト・ハード両面を視野に入れた取組み内容を以下に整理します。

今後の事業スケジュール
本公園の今後の事業スケジュールとしては、令和7年度に現況測量および改修設計を実施し、令和8年度以降に改修工事に着手、改修工事が完了した場所から順次供用を開始します。
【令和5年度】
〇恵み野中学校(1年生)総合学習
〇恵み野中央公園を考える会設置
・第1回(令和5年11月6日)
・第2回(令和5年12月15日)
・第3回(令和6年1月25日)
〇新たな公園像(テーマ)および基本方針の策定
【令和6年度】
〇恵み野中央公園を考える会
・第4回(令和6年5月23日)
・第5回(令和6年8月2日)
・第6回(令和6年10月4日)
・第7回(令和6年12月5日)
〇恵み野中央公園の一部改修に関する提言(令和6年12月26日)
〇改修基本計画(案)策定(令和7年1月)
〇パブリックコメント(令和7年1月10日~令和7年2月10日)
〇改修基本計画の策定(令和7年2月)
【令和7年度】
〇現況測量
〇改修設計
(注釈)改修設計においても、地域とのワークショップ形式の議論と情報共有を継続します。
【令和8年度】
〇改修工事
(注釈)改修工事で公園を利用できない期間が発生しますが、公園との関わりを継続していただくため、現場見学会等の開催を検討します。
〇順次供用開始
建設部 管理課
電話 :0123-33-3131(内線:2421)
ファックス :0123-33-3137
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更新日:2025年02月25日