街路樹

街路樹の役割

街路樹には、様々な機能があり、これらが複合的に発揮されるように管理していくことで、魅力ある道路景観の実現や、うるおいのある生活空間を創出することができます。

・美しい景観をつくり、豊かな季節感を提供し、人々の心を癒します。

・自動車の騒音などを減少させ、聴覚的な低減効果を与えます。

・緑陰をつくることにより、寒暖や乾湿などの変化を緩和し、道路利用者に快適な空間を提供します。

・歩行者や、自転車利用者を自動車交通から分離し、安全性を高めます。

・通行車輌が車道部から飛び出した場合、車輌の衝撃を緩和する役目を果たします。

・植樹帯・植樹桝からの雨水浸透、葉からの蒸散により都市の水環境を健全化します。

・植栽によって風向きを変え、風速を減衰させ、風により飛んでくる土ほこり、吹雪などを防ぎます。

・自然観察の教材として利用することにより、自然に対する理解を深めることができます。

街路樹の管理

市街地における「豊かな緑」を創出している街路樹ですが、一方で植栽から40余年が経過しているものも増え、倒木や夏場の病害虫発生、日照阻害、落ち葉の苦情や要望が年々増加するなど様々な問題も発生しています。

よって、街路樹が本来の機能と姿を取り戻し、これまで形成してきた緑豊かな街路景観を市民の財産として守りながら、道路利用者の安全性を確保しつつ、道路景観と生活空間との調和を形成することを目的として、将来にわたって効果的な街路樹再生を行っていくために、「街路樹の再生指針」を策定し、維持管理を行っております。

街路樹の再生指針【2019年12月改定】 (PDFファイル: 10.2MB)