カリンバ遺跡について

更新日:2019年03月29日

 カリンバ遺跡は、JR恵庭駅と国道36号線に挟まれた市街地にあります。平成11(1999)年の市道建設の前に恵庭市教育委員会が行った発掘調査で、縄文時代後期末(約3,000年前)の土坑墓群が見つかり、一つの穴に2人以上埋葬した大型合葬墓も4個確認されました。そのうち大型合葬墓3個に埋葬された人たちは、漆塗りの櫛や腕輪、腰飾り帯など数多くの漆塗り装身具を身につけていました。カリンバ遺跡で見つかった縄文時代の漆塗り装身具は多種多様で、質・量とも前例のない素晴らしいものであったことから、遺跡は平成17年に国の史跡に指定され、遺物は翌年に重要文化財に指定されました。

史跡の住所

北海道恵庭市黄金中央5丁目216-7ほか

史跡指定日

平成17年3月2日

史跡の面積

42,614.73平方メートル

重要文化財指定日

平成18年6月9日

重要文化財指定品

漆塗り装身具・首飾りなどの玉・サメ歯・土器 397点

大型合葬墓の内部の写真

5人が埋葬された合葬墓(123号墓)

漆塗り装身具の写真

出土してすぐの漆塗り装身具(119号墓)

用語説明

遺跡

遺構や遺物が見つかる場所

史跡

遺跡の中でも特に価値の高いもので、国が指定したもの

遺物

土器や石器など昔の人が使ったもの

重要文化財

遺物のうち、特に重要なもの

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