西島松5遺跡とは
遺跡全景
遺跡の位置
西島松5遺跡は柏木川の河川改修と遊水地建設工事に伴い、平成12年から16年まで財団法人北海道埋蔵文化財センター(当時)により21,210平方メートルの発掘調査が行われました。
調査の結果、縄文時代の漆製品や擦文文化期の金属製品など約167万点に及ぶ貴重な文化財が出土しました。

平成12年度の調査では遺跡の北西側で7~8世紀頃の土坑墓(地面に穴を掘った墓)84基と8~9世紀頃の周溝のある墓(土坑墓の周りに溝を掘った墓)6基が見つかりました。
遺構位置図
作業風景
完掘全景
土坑墓は壁面の袋状ピットに土器、坑底に小ピット、頭の両側に礫と、道央部で流行した墓制の影響を強く受けてつくられていました。
11号土坑墓作業状況
11号土坑墓遺物出土状況
11号土坑墓図面
坑底などには刀27点をはじめ、刀子(とうす)、鉄鏃、鉄斧など合計170点以上の金属製品が副葬されていました。すべて道外で作られたと考えられており、この時期の北海道の遺跡としてはずば抜けて多い金属製品の出土数です。
当時の西島松5遺跡の人々は、伝統的な墓をつくりつつも、本州産の金属製品を積極的に受け入れていました。中央政権や東北北部の政治的社会と交流を行っていたことを示す、極めて貴重な遺跡です。
写真は全て北海道立埋蔵文化財センター提供
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更新日:2026年05月29日